議会活動記事

心のSOS 寄り添える県に

「心のサポーター養成」と「きもちよりそうライン」

メンタルヘルス対策の強化に向けて「心のサポーター養成」とLINE相談窓口の実効性向上について2026年2月定例会の予算特別委員会で取り上げ、地域で支える仕組みづくりと若年層への支援体制の充実を求めました。

厚生労働省は2021年度から、心の不調に気づき声をかける支援者「心のサポーター」の普及事業を進めています。国は今後10年間で100万人の養成を目標に掲げています。

福岡県では令和3年度の事業開始以降、今年度までに1382人が養成されました。福岡市や北九州市では養成が進む一方、多くの市町村では受講者が少なく、地域間の差も見られます。

研修は対面またはオンラインで約2時間実施され、精神疾患に関する講義やグループワークを通じて、地域や職場、学校で困っている人に気づき、相談機関につなぐ役割が期待されています。

このたび筑紫野市・春日市・岡垣町で市町村と共催した研修が実施され、身近な場所で受講できる環境づくりに一歩前進しました。

「きもちよりそうライン@ふくおかけん」

また県は若年層の自殺予防のため、LINEを活用した相談窓口「きもちよりそうライン@ふくおかけん」を設置しています。匿名性に配慮した仕組みで精神保健福祉士や公認心理師などが対応し、年間5000件を超える相談が寄せられるなど利用が広がっています。

相談内容は人間関係や自己肯定感に関する悩みが多く、緊急時には保健所や児童相談所につなぐ体制も整備されています。ホームページやSNSに加え、学校でQRコード付きカードを配布するなどの周知が行われています。

支援制度、効果的な周知を

子どもや若年層の自殺が社会課題となる中、地域で支える仕組みづくりと相談体制の充実はますます重要になっています。心のサポーター養成については、市町村との連携をさらに強め、地域格差の解消と新たな数値目標の設定を進める必要があります。

また、LINE相談は若者にとって身近な支援手段であり、相談時間の拡充や効果的な周知などにより、より多くの方が利用できる体制づくりを県には求めました。