議会活動記事

ペロブスカイト導入検討を

窓にも貼れる新技術の太陽電池

福岡県では太陽光発電の普及を進めてきましたが、設置場所や廃棄処理に課題があります。そこで今、注目されているのが「ペロブスカイト」という新技術の太陽電池です。日本発の技術で、光を通しやすく窓にも貼れる上、廃棄コストも大幅に下げることができます。まだ量産にはハードルがあり研究途上の技術ですが、国ではペロブスカイト導入の優遇策が検討されています。活用の可能性について県に尋ねるため、福岡県議会2024年6月定例会の代表質問で起案しました。

ヨウ素が原料、国内調達が可能

ペロブスカイトは厚さが0.001㍉と薄く、軽くて柔らかいフィルムのような形状を持つ素材です。また、主原料がヨウ素であり国内で原料が安定調達できるので経済安全保障の観点からも大きなメリットがあります。経済産業省は固定価格買取制度での優遇について検討しています。

従来の太陽光は大量廃棄の時期に

従来の太陽光発電は製品寿命が25〜30年程度とされ、近い将来大量更新の時期がやってきます。福岡県には管理型最終処分場がありますが、大量に受け入れることが困難とされており、太陽光発電設備の廃棄物は行き場を失う可能性があります。ペロブスカイト太陽電池は塗布や印刷で作ることができるほど軽量で、廃棄物を少なくすることができます。

県施設への導入も検討を

今後新設予定の県の施設には、従来の太陽光発電の設置が計画されているものもありますが、新たな技術進展の推移を踏まえながら、柔軟に計画を検討していくべきだと考えます。

活用の可能性について県に尋ねたところ、「量産に向けた低コスト化などの課題があるが、再生可能エネルギー促進につながる技術。福岡県も国・自治体・企業で構成される官民協議会に参加し、研究を進める」との回答がありました。