福岡県の多くの公立中学校では、全員に同じ主食・おかずが提供される「全員給食」が実施されています。ただ、一部の自治体では①弁当形式の主食とおかずを事前に注文する②家庭で作った弁当を持参する③学校でパンを買う、からいずれかを選ぶ「選択方式」が採用されています。地域によって異なる中学校給食のあり方の是非について、福岡県議会2023年6月定例会の一般質問で取り上げました。


春日市など6市町「選択方式」
県内ほとんどの自治体は「全員給食」方式ですが、春日市、大野城市、太宰府市、宇美町、須恵町、久山町の6市町が「選択方式」となっています。


一見良さそうに見える「選択方式」ですが、注文制の弁当給食を「親が申し込まない」「自宅から弁当を持たせてもらえない」「お金が貰えない」などのケースがあり、お昼の食事は「牛乳のみ」となる場合があるといいます。「選択方式」対象の地域からは、中学校3年間を含めた義務教育の間は、家庭環境に左右されず栄養バランスのとれた、「全員給食」にして欲しいという切実な声が上がっています。
学校給食は「教育の一環」
学校給食は、「学校給食法」 という法律に基づいて、食べることを通して心身の健全な発達を目指すという目的で実施されているもので、学校給食は「教育の一環」です。義務教育課程においては、どの家庭の中学生にも平等に、主食・おかずがついた給食が用意される事が望ましいと考えます。
県「栄養確保の点で意義」
このことについて県に質問したところ、「『全員給食』であれば、家庭における負担がなく、栄養教諭等の管理のもと、適切な栄養が確保される点で意義があると考えている」との回答がありました。ただ、県はあくまで「学校給食の提供方法については、実施主体である各市町村の判断」との立場です。
どの地域であっても等しく栄養バランスのとれた給食が提供されるよう、今後も県に要望を届けていきます。